Multi-Images for Single Item (Multiple Images in Dynamic Ads) 利用可能になりました
以前の記事で Multiple Images in Dynamic Ads がリリースされたものの API のバグで利用できないと書いたが、無事に修正された。
今回のプロダクトはドキュメントによって名称が揺れていて、Ads News – Announcing Marketing API v2.9 では Multiple images in Dynamic Ads になっているが、ChangeLog では Multi-Images for Single Item になっている。Multi-Images for Single Item のほうが分かりやすいので、今後当ブログではこちらに統一したい。
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サンプル
さて、実際に作ってみるとこんな感じになる。
これに対してこれまでの Dynamic Ads は
こんな感じで、1 つのポスト 3 〜 10 件の商品が表示され、1 商品につき 1 枚のカードがカルーセル形式で並んでいた。
それに対して新しいフォーマットでは表示する商品が 1 件のみなので、1 枚のカードに対して複数の画像がカルーセル形式で表示されるようになった。
こうやってみると、1 商品に対して複数の画像を表示できるので、例えば家やマンション、ブランド品、家電製品など、1商品の購入を真剣に悩みそうな高額商品に向いている。
一方でアパレルや一般的な EC など、そこまで高くないものについては通常の Dynamic Ads で複数商品を並べてクロスセルを狙った方がよいだろう。また、不動産でも賃貸物件のように踏む場所も含めて色々と検討するようなものについては通常の Dynamic Ads のほうがマッチするかも知れない。いずれにしても split test はやったほうがいいだろう。
出稿
結論からいうと、5/13 時点では広告マネージャなりパワーエディタから出稿はできない。今回、クリエイティブのオプション show_multiple_images
を true
に設定する必要があるが、これは広告マネージャから変更できない。
また、それ以外にもクリエイティブイメージで
force_single_link
をtrue
multi_share_end_card
をfalse
にする必要があるが、multi_share_end_card
を設定するには広告マネージャで force_single_link
を false
にする必要がある。
なので、現時点では Marketing API 経由でのみ出稿可能となる。
注意点
注意点としては、フィード内の additional_image_link
に含まれる URL は必ず Facebook から取得できる URL である必要がある。これらの画像が Facebook から取得できない場合はブランク画像が表示されて広告効果に影響が出かねない。
この辺の挙動は OGP と同様なので、画像の存在確認はフィード生成時にきっちりしておいた方がいいかと思う。