Criteo は事業終了しないが、在庫が若干減る件(追記あり)
12/21 朝に「Criteo がサービスを終了する」という激震が走った。
実のところ、Criteo Japan が Facebook でも告知しているとおり Criteo 全体が終了するのではなく、Criteo から直接配信される一部の広告面がなくなるという話だった。
終了となる広告面は規模感的にも小さい広告面で、Criteo 配信先として広告主が真っ先に想像しそうな広告面は引き続き配信される模様。
なので、Criteo の広告を直接貼っていたごく一部のメディア・アフィリエイトサイトには「効率よく獲得できる広告がなくなってしまう」という意味でインパクトがあるが、Criteo 経由の広告は引き続きメジャーな広告面や SSP 経由で出稿されるので、Criteo そのものが事業を停止するということではなく、広告主にとってはそこまでインパクトはない。
ただ、当然在庫は減るので、広告枠に対する供給が減る以上、需要も減らない限りは落札金額が上昇することになる。結果、Criteo が在庫を元の水準近くまで戻せない限り、広告主にとって Criteo 経由の流入の ROAS / LTV は下がってしまうことが予想される。
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追記
売り上げが50万くらい月にないパブリッシャーには終了メールが入ってると推測。
小規模パブリッシャーは引き続きSSPなどへのRTB経由でCriteo広告を取得してくれとのこと。#Criteo #クリテオ— なまけもの@脱アドセンス (@daisuke_af55) 2017年12月21日
こういう話もあり、おそらくは小規模の広告配信面のみを終了させる施策かと思われる。それを考えると在庫の変動は誤差程度に収まるであろうことから、広告主側へのインパクトという意味ではほぼないと考えてよさそうだろう。