mobitech DR-3000を分解してみる
画質が結構微妙なmobitech DR-3000だが、DR-1000では分解してピント調整をしているケースがあるので分解してみた。
ケース表面にある4本のネジを精密ドライバで外すと上の状態になる。GPSモジュールが別立てになっているのでケーブルを誤って傷つけないようにする必要がある。GPSモジュールにはメイン基板と同じくボタン電池が内蔵されていて、最後の測位情報をこれで保持していると思われる。
メイン基板中央上側にある粘着テープ状の絶縁体を剥がすとネジが一本現れる。カメラとスピーカがそれぞれフイルムケーブルとケーブルで接続されているので、同じく傷つけないように外す必要がある。
このネジを外すと、メイン基板をケースから外すことができる。
写真右端、メイン基板裏側に実装されている銀色の立方体はSDカードスロットで、銀色のものは電波シールドを兼ねていると思われる。ここは分解していないが、CPUなどはここに実装されている模様。
その左側に写っているの丸いものは、ACC電源が落ちたときにカードにファイルを書き出すための電力を供給する二次電池。さらにその左側に写っている金色のコネクタは、ケース外に口が掘られてはいないが、USB端子のようなコネクタが実装されている。今回は接続していないが、PCとUSB接続できたりするのだろうか。
カメラを固定しているネジを2本外すと、カメラをケースから外すことができる。カメラを裏返すと、1本のイモネジがあり、0.89mmの六角レンチで回すことができる。ホームセンターに行けば数百円で買えるので、これを使ってイモネジをゆるめることができる。
ネジをゆるめればレンズが回り、ピント調整できるはずだが…… 個体差かも知れないが、私のDR-3000は堅すぎて、ドライヤーで暖めたり色々してみてもサッパリ回らなかった。壊してしまうのは本末転倒なので、ピント調整は断念せざるを得なかった。
最後に一つ気になったのが、基板上に実装されているタクトスイッチ。(以下赤丸)
ケース反対側に突起部があり、このスイッチを押すことでケースの開閉を判定している可能性がある。