MySQL Developer Day – Tokyo に行ってきた件


 「漢のコンピュータ道」の奥野幹也氏がblogで触れておられた MySQL Developer Day – Tokyo に参加してきた(当日のスライドはこちら)。セミナーの委細については既に他のブログで触れられているので割愛するとして、参加してみた感想だけ少し触れておきたい。

 業務で MySQL 4.0 と MySQL 5.0、自宅で MySQL 5.1 も触っているが、個人的には PostgreSQL のほうが長いし経験もあると思っている。が、参加してみて、Web に限って言えば現時点では MySQL, 特に MySQL Cluster のほうがポテンシャルは高いと感じた。

 トリガやストアドをゴリゴリ使ったり、または複雑なビジネスロジックがある業務系では PostgreSQL も選択肢に入ると思うが、

  • 突然アクセスが増える可能性がある。
  • DB への期待は CRUD がほとんどで、複雑なクエリは比率的にそんなにない。
  • ライセンス的に問題がない。

といった前提の元では MySQL 一択でいいと思われる。

 逆に、事前にある程度の負荷が読める、JOIN やサブクエリ、ウィンドウ関数を多用した複雑なクエリを利用するなら PostgreSQL もありだろう。だが、MySQL の日本語資料が限られていた10年前ならともかく、現時点では余程の理由がない限り、PostgreSQL を選択する理由はないように思えるセミナーだった。