CSSNite LP9に参加してきた
普段、サーバとかバックエンド回りは割といじっているが、HTML5とかフロントエンドはあまり触っていないので、その辺をまとめて仕入れる意味も含めてCSSNite LP9に参加してきた。個人的にはjQueryとかHTML5に期待しての参加だったが、会社のデザイナーとたまたま会ったりして別の意味でも驚いてしまった。
興味のあったjQueryのほうは、どちらかといえばJavaScriptが食わず嫌いなHTMLコーダ向けといった内容で、「こんなことがこんな簡単にできます」風味のjQueryの紹介だった。確かに「HTMLとCSSしかできません」というコーダーは多いのでこういう機会はありなのかも知れない。
HTML5のほうも紹介メインなのだが、私自身がHTML5を余りフォローしておらず、「Quake 2が動くんだね」程度の認識でしかなかったので割と面白かった。
Canvasとか凄いよね、確かにJSでNESエミュレータとかできるわけだ。こうなると、確かにJSエンジンの出来不出来がブラウザシェアに大きく寄与するというのが分かる気がする。
そしてマークアップしかできないエンジニアは死滅するしかないよね、ってこと。マークアップは最悪PGでもSEでもできるのが一点。そして、HTMLの本義として情報のマークアップを行うというのは理想論としてあるとは思うが、実際問題としてSEOなどの付加価値がなければ、ある程度以上の水準を保つマークアップはコスト的観点から無理だと思う。技術的な視点では情報のマークアップ精度は重要かも知れないが、それが経営的・営業的な視点からみて正しいとは限らない。
あと一つ気になったのは、Twitterでも書いてそこそこRTされたけど、「スピードコーディング」のプレゼンで出てきた牧野工房さんとこの工程管理の件。Excelだと確かにコストが低いし、ファイルサーバにあるものを編集さえすればExcelがロック管理してくれるというのは正しいが、
- ロックは排他的ロックであること
- コピーしてローカルで編集した上でファイルサーバに戻される可能性もあること(そして私はそういう横着をよくやる)
- 編集履歴がExcel内にしか残らないこと
から、やはり一定規模(〜数人程度?)まででしか通用しないと思う。RedmineにしてもTracにしても稼働させるためのサーバが必要で、そこらに落ちているレンタルサーバじゃ動かないことが多いこと、割と初期のラーニングコストがかかることから、デザイン会社にはハードルが高いのかも知れないが。
そもそもの問題として、デザイン会社ってバージョン管理とかやらないのかね? チケットとバージョン履歴を関連づけてチケット・工程管理までできちゃうBTSって効率化に重要だと思うんだけど。